トップページ > 会長運営方針・例会情報

 毎週例会を開催するクラブは、基本的にロータリークラブだけです。なぜ、毎週開催されるのでしょうか。なぜ、連続出席の会員が多いのでしょうか。それを文章で表すには多くの文字を要するかも知れません。ただ、連続出席を続けておられる会員をよく観察してみると、その答えが見えてくるのではないでしょうか。
 クラブ会員のひとり一人は、立場も環境も似ていて非なるものがある中で、私は皆さんが毎週例会に参加して頂いておられることだけでも凄いことだと感心しています。同時に、毎週例会に来ていただけるような環境づくりへの努力も重ねていかなければと心に念じております。会員の皆様方が、毎週木曜日にはロータリークラブで仲間の顔を見に行きたいと思える場に、微力ながらも全力で理事役員の皆様方と尽力していきたいと存じます。
 アーチックRI会長は「ロータリーのマジック」をテーマに掲げ、世界を変えていこうと唱えられています。また、我々の第2710地区の上田ガバナーは「より良いクラブ、より良い地区にするために、クラブ・地区の課題を明確にし、課題を解決するための行動計画を作り、実行することにより、よりインパクトのある成果を得ることができます」と、シンプルながら的を得たメッセージを示しておられますので、当三次クラブ運営においても、具現化するべく取り組んでいきます。
 さらに、上田ガバナーの信条は「行動しよう、未来のために。」=変革に取り組もう=と示されており、これも極めて簡潔明瞭な指針であります。それ故に、クラブ会員の皆様方にはロータリー活動に対する会員個々の潜在的ポテンシャルを発揮していただき、地域社会のために、我が国のために、世界が求めているもののために、私たちも行動しようではありませんか。その行動を起こすことにより、変革が求められることは必至です。
 さて、いつの世も人々は安心して暮らせる社会を理想としているものですが、世界を見渡すと、戦争や紛争をはじめ、様々な感染症等の病原などにより、21世紀を迎えた今でも不安定な状況が続いています。私たちは、過去の我が国の反省に基づき世界平和への関心は持ち続けなくてはなりません。そして、その奉仕の手段の一つとしてロータリーがあります。ポリオ撲滅などの世界的取り組みもロータリー財団等を介して支援を続けていくことは、意義のある社会奉仕の一つだと思いますので、会員の皆様方にもご理解を深めて頂くようお願いいたします。
 また、このような奉仕活動を展開していくには、クラブ自体の体力が必要です。会員増強はクラブ活性化への究極の課題ですが、人口減少が続き、経済活動の収縮が続く中山間地域では簡単なことではありません。会員増強自体は、当然のことですがクラブ全体で取り組むべき課題です。クラブの各委員会との協力体制を以て会員増強体制を作ることはとても大切なことなのです。会員増強活動を通してロータリーの理念や仕組み等を学べることは、実はロータリアン自身のためにもなることに気が付くはずです。「ロータリーのマジック」は、私たちひとり一人のロータリアンがロータリークラブとして集い、地区への力となり、国際ロータリーへの力となって「マジック」が実現するのではないでしょうか。
 皆さまのご支援とご協力を、心からお願いいたします。