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ロータリークラブとは

国際的社会奉仕組織ロータリークラブのご紹介

ロータリークラブとは

約120万人があつまる国際的組織
ロータリーは、事業と専門職および地域社会のリーダー約120万人が集まる国際的組織です。ロータリー・クラブの会員は「ロータリアン」と呼ばれ、人道的奉仕を行いながら、すべての職務における高い倫理基準を奨励し、世界の親善と平和の確立に寄与しています。

世界的な規模の組織です

主な活動内容
200を超える国や地域に、33,000以上のロータリー・クラブが存在しています。クラブは、特定の政治や宗教に関わらず、すべての文化、人種、信条に開かれた団体です。「超我の奉仕」というロータリーの標語に象徴されるように、ロータリーの主な目的は、地域社会や職場、および世界での奉仕にあります。 ロータリアンは毎週の会合を設けて、危機下の児童擁護、貧困および飢餓救済、環境、識字率向上、暴力 いった現代の最も深刻な問題の数々に取り組める奉仕プロジェクト部門を備えています。

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四つのテスト

ロータリクラブは四つのテストを行動指針としています。

四つのテスト

ロータリーの倫理基準を具体的に記述した「ロータリー倫理訓」を
さらに簡潔にまとめたものが「四つのテスト」です。

ハーバートJ.テーラー Herbert j.Taylor(1893~1978)
●1954-55年度RI会長 ●「四つのテスト(THE 4-WAY TEST)」を創案
1.真実かどうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか

四つのテストの歴史

発端は世界恐慌
ロータリーの哲学を端的の表現し、職業奉仕の理念の実行に役立つものとして「四つのテスト」があります。このテストは、シカゴのロータリアンであり、後にロータリー創始50周年(1954-55)に国際ロータリー会長を務めたハーバートJ.テーラーが1932年の世界大恐慌の時に考えたもので、商取引の公正さを測る尺度として、以後、多くのロータリアンに活用されてきました。彼は、シカゴに本拠を置くジュエル・ティー(Jewel Tea)株式会社の代表役員でしたが、1932年にクラブ・アルミニウム製品株式会社を破産の危機から救ってほしいと要請されて同社に移り、再生させる決意をしました。大不況の中で低迷している会社を再生させるには、会社の中に、同業者にはない「何か」を育成しなければなりません。テーラーは、その「何か」に、社員の人格と信頼性と奉仕の心を選んだのです。そして、その育成の指針として会社の全従業員が使えるような倫理上の尺度として作られたのが「四つのテスト」です。

四つのテスト導入後
テーラーの会社の4人の部長は、それぞれ宗教的立場が違いましたが、全員このテストが自分の信じる宗教に合致するだけでなく、会社や個人の生活にも模範となる価値観を与えてくれると述べたということです。四つのテストは簡単な言葉ですが、クラブ・アルミニウム社の苦境期の決定を下す基盤となりました。会社の広告も、テストに照らし合わせて検討し、最上や極上といった表現は避け、製品の実際の姿を手短に述べる形に変わりました。ライバル会社への非難や悪口は、広告や販売推進パンフレットから姿を消しました。従業員は四つのテストを暗記するよう求められ、やがてテストは仕事のあらゆる面における指針となりました。その結果、信頼と好意の雰囲気が取引先や顧客や従業員の中に育まれ、会社の業績が次第に好転していきました。5年後の1937年までに40万ドルの負債は利子と共に返済され、その後の15年間で、会社は株主に対して100万ドル以上の配当を行い、その資産は200万ドル近くになりました。「テストによって自分の生き方が変わった」と述べる手紙が数えきれないほどテーラーのもとに寄せられたということです。国際ロータリー理事会は、1945年1月に、四つのテストにロータリーの注意を喚起すべきであると決定するとともに、2004年の規定審議会において四つのテストを明記した決議を行っています。四つのテストは職業奉仕の理念を端的に表すものとして、国際ロータリーにより多くの言語で出版されています。

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職業奉仕

生業を通して正しく社会に貢献します。

職業奉仕

最も尽くす者、最も報われる
人々は、生活のあらゆる場面で社会の恩恵を受けて暮らしています。よって、様々な機会を通じて社会に貢献もせねばなりません。それこそが、社会に生きる人々にとっての存在価値であり、自らを含んだ社会を豊かにしていくことになるからです。職業人の場合、生業を通して正しく社会に貢献せねばなりません。それによってそれ相応の恩恵も得られるからです。このことを、ロータリーでは「He profits most who serves best.(最も尽くす者、最も報われる)」と表現されます。ロータリーの目的は「職業を通して社会の色々なニーズを満たす」ということになります。よって「職業奉仕」とは、職業を通して社会のニーズをほぼ完全な形で満たせるよう努力を重ねるということです。それによって、自己の職業の品位と道徳水準を高め、社会から尊重される存在にすることが出来るのです。従って、ロータリアンは日々の仕事を通して生きる力の根本である自らの道徳的能力を高め、それを社会に反映させることを責務と考えて努力しているということになります。即ち、ロータリアンは日常の職業活動を通して、自分の職場の従業員、取引先の人たちやその関係者、ひいては地域社会の人たちの模範となり、生きる力の根源である道徳的能力を向上させることに努めているのです。このような仕事の仕方を、ロータリーでは「職業奉仕」と呼んでいます。真のロータリアンであるか否かは、自身とその職場が社会の模範となるように努力することを自己の責務と考えているか否かにかかっています。

奉仕の理念
ロータリーにおいては、よく「奉仕」という言葉が使われますが、これは、いわゆる「ボランティア」とは全く違うものです。英語の「Service」が「奉仕」と訳されたために分かりにくくなっていますが、「職業奉仕」の元の言葉は「Vocational Service」です。Vocationalとは「職業的」とか「天職として」という風に訳すことができます。

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ロータリーの目的

ロータリークラブは4つの奉仕理念を推奨しています。

ロータリーの目的 第1

知り合いを広めることによって、奉仕の機会とすること。

ロータリーの目的 第2

職業上の高い倫理基準を持ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、
社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものとすること。

ロータリーの目的 第3

ロータリアン一人ひとりが、個人として、また事業および社会生活において、
日々、奉仕の理念を実践すること。

ロータリーの目的 第4

奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、
国際理解、親善、平和を推進すること。

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